AKA療法とは

「AKA療法」のエーケーエーとは、
「関節運動学的アプローチ」という意味の「Arthro Kinematic Approach」の頭文字です。

実は、一見、関節とは関係のなさそうな痛みやしびれも、関節の動きが改善されると著しい効果を示すことが発見され、痛みの緩和の方法として確立されたのがAKA療法なのです。
動きにくい関節一つひとつを関節運動学に基づいて動かしていくことで、リスクも少なく良好な痛みの緩和効果が得られます。

AKA療法では「仙腸関節」という骨盤にある関節を、特に大切にしています。
この関節は上半身と下半身をつなぐ要となる重要な関節で、日々、あなたの体重を支えています。
もともと仙腸関節は1～2mm程度の遊びがある関節ですが、日常的に無理な姿勢や運動、過度の重量がかかると、この遊びがなくなり関節機能異常が発生します。
その結果、痛みやしびれの症状が現われてくるのです。
仙腸関節の機能異常は腰にとどまらず、いろいろなところへ痛みが現れます。
原因不明で長年悩んでいた肩凝りが、実は仙腸関節のズレが原因だった、などということも非常に多いのです。

こうした関節の機能異常は、X線には写りません。
ですから、病院でレントゲンを撮ってみても、「骨に異常はない」という診断になってしまいます。
「いくつも病院にかかったけれども原因がわからない」と悩んでいらっしゃる方の多くは、関節が機能異常を起こしている可能性が高いのです。
特に、どこかにぶつけた、捻ったなど、思い当たる原因がないのに痛みが徐々に出てきたものについては、ほとんどが関節の異常によるものといえます。

AKA療法の施術

当院ではAKA療法に基づき、この関節を手技によって動かす施術を行います。
いきなり強い力で動かすのではなく、ゆるやかに正確な操作で動かすことにより、関節の機能異常を改善していきます。
機能異常が改善されれば、痛みは著しく緩和されるはずです。
多くの方が施術後、痛みの軽減を実感されています。
仙腸関節への施術で緩和した後、腰椎、胸椎、頚椎など、その方の症状に合わせた調整をしていきます。

ただし、機能異常が長期にわたってしまっている場合は、関節を支えている靭帯の柔軟性が失われているため、施術による効果も一時的になってしまいます。
しかし、くり返し施術を受けることによって、再発をなくすことが可能です。

AKA療法は、妊婦さんでも問題なく受けることができます。
このことからも、とても安全な施術法だといえるのです。

AKA療法の効能

腰の痛み／肩こり／手足のシビレ／五十肩
むち打ち症／寝違え／肘の痛み（野球肘・テニス肘）／膝、足の痛み
産前産後の腰や股関節の痛み
などの症状の改善、緩和に効果があります。